幻の名画上映会(邦画編)
映画は、文化や社会を写す時代の鏡であるとともに、音楽、ファッション、デザインなども網羅する総合芸術でもあります。映画を観ることで世界の多様性や歴史を知ることもできるでしょう。
最近は映画を劇場ではなく、サブスクでスマホやテレビで見ることが多くなっていますが、そんな中でも配信リストに載ることの稀な幻の映画を月に一度づつ上映していきます。
上映場所は、全国最大の重伝建地区「今井町」に佇む華甍の二階講堂。明治和洋折衷建築のえも言えぬ落ち着いた雰囲気での映画上映をお楽しみください。無料です。
次回上映:6月20日(土)13:30~
パッチギ!(井筒和幸監督)
上映場所:橿原市今井町
今井まちなみ交流センター「華甍」
無料です。事前申込みは不要です。
開場は13:00で、先着順となります。
会場キャパは約40名ですが、(残念ながら)これまでいっぱいになったことはありません。
会場の華甍へは、徒歩で近鉄八木西口駅から5分、JR畝傍駅から10分です。有料駐車場(520円)もあります。
※ 上映映画は変更される場合があります。来場前に本ホームぺージをご確認ください。
次回上映日時
パッチギ!
: 6月20日(土) 13:30~
パッチギ!予告編
※ 以下の写真は映画のイメージです。実際の映画のシーンではありません。
パッチギ!
日時: 2026年6月20日(土)13:30~
場所: 今井町「華甍」 無料
監督: 井筒和幸
出演:塩谷瞬、沢尻エリカ、高岡蒼佑、波岡一喜、真木よう子、江口のりこ、小出恵介、ケンドーコバヤシ、桐谷健太、キムラ緑子、笹野高史、大友康平、加瀬亮、前田吟、オダギリジョー、余貴美子、光石研
製作総指揮:李鳳宇
音楽:加藤和彦
2005年公開 119分
あらすじ
1968年の京都を舞台に日本人と在日朝鮮人の高校生たちが織りなす熱い青春群像劇。府立高校の康介は、親善サッカー試合の申込みのために訪れた朝鮮高校で、フルートを吹く美少女・キョンジャに一目惚れする。しかし、両校の生徒たちは事あるごとに激しい争闘を繰り返しており、日本人と在日という深い溝が二人の前に立ちはだかる。康介はキョンジャに近づきたい一心で「イムジン河」を覚え、さらに彼女の兄のアンソンらとも交流を深めていく中で歴史的背景を知ることになるのだった。
監督:井筒和彦
1952年、奈良県大和郡山市生まれ。県立奈良高校在学中から8mm映画の製作に没頭し、卒業後に仲間と映画制作グループ「新映倶楽部」を設立。ピンク映画の山本晋也監督等の助監督を精力的に務め、1975年、『行く行くマイトガイ・性春の悶々』で商業映画監督デビュー。1981年大阪の不良少年群像を描いた『ガキ帝国』がヒットし、日本映画監督協会新人奨励賞を受賞。以降、『二代目はクリスチャン』や『犬死にせしもの』など、バイオレンスとユーモアが混在する独自の作風を確立した。2005年公開の『パッチギ!』で毎日映画コンクール日本映画大賞やキネマ旬報ベスト・テン1位など、その年の映画賞を席巻した。映画製作の傍ら、テレビ番組で見せる率直な語り口はお茶の間でも広く親しまれている。社会の底辺に生きる人々や若者のエネルギーを冷徹かつ温かい視線で捉え続ける自称巨匠の一人である。
主演:沢尻エリカ
1986年東京都生まれ。日本人の父とアルジェリア系フランス人の母を持つハーフで、10代からファッション誌のモデルとして活動を開始した。2005年、映画『パッチギ!』でのヒロイン役が評価され、数々の新人賞を受賞。同年のドラマ『1リットルの涙』では難病を患う少女を熱演し、国民的な人気を博した。しかし、2007年の主演映画『クローズド・ノート』の舞台挨拶での不機嫌な態度が大きな騒動となり、バッシングの嵐を浴びた。2009年にクリエイターの高城剛と結婚したが、2013年に離婚。2012年には映画『ヘルタースケルター』で女優復帰を果たし、圧倒的な存在感を示した。順調にキャリアを再構築していたが、2019年に麻薬取締法違反の容疑で逮捕され、翌年に執行猶予付きの有罪判決を受けた。現在は芸能界へ復帰しており、2024年には主演舞台『欲望という名の電車』で活動を再開した。その波乱に満ちた経歴は、常に世間の耳目を集めている。
2026年度、
幻の名画上映会は邦画編に!
※ 掲載の写真はイメージです。実際の映画のシーンではありません。
パッチギ!
2026年6月20日(土)13:30~
監督:井筒和幸
出演:塩谷瞬、沢尻エリカ、高岡蒼佑、波岡一喜、真木よう子
音楽:加藤和彦 2005年公開 119分
日本人と在日朝鮮人の高校生たちの恋と友情を描いた青春群像劇。たくましく生きていく若者の未来は明るいと信じることができる。
公立高生の康介は、担任教師の提案で朝鮮高にサッカーの親善試合を申込みに行き、そこで吹奏楽部が奏でる「イムジン河」を聞いてフルートを吹くキョンジャに一目惚れしてしまう。康介はキョンジャとデュオするためフォークギターを購入して演奏と朝鮮語の習得に励み、さらにキャンジャの兄とも交流を持つようになるのだった。
Love letter
2026年7月18日(土)13:30~
監督:岩井俊ニ
出演:中山美穂、豊川悦司、酒井美紀、加賀まりこ
1995年公開 117分
奇才・岩井俊二監督の長編デビュー作。天国の恋人に宛てた1通の手紙が、埋もれていた2つの恋愛ストーリーを浮かびあがらせていく。過去の自分に声をかけるとしたらあなたは何と言いますか?
博子は山で亡くなった婚約者の母に中学時代の卒業アルバムを見せてもらう。博子はそのアルバムに載っていた彼の昔の住所に「お元気ですか」と感傷的に手紙を出す。ところが宛先不明で返ってくると思っていた自分の手紙に対してなぜか返事がきたのだった。
丑三つの村
2026年8月22日(土)13:30~
監督:田中昇
出演:古尾谷雅人、田中美佐子、大場久美子、五月みどり
原作:西村望 1983年公開 106分 VHS上映
古い因習と環境から抜け出すことができず、自分には未来がないと絶望するとき、人はどうすればいいのか。
岡山県の僻地の山村。継やんは小学校では成績優秀だったが家の事情で進学できず、身体もひ弱でなにもせずぶらぶらと過ごしていた。それでも昔からの農村の習慣で夜這いにも精を出すのだった。そんな彼の唯一の望みは徴兵検査で甲種合格し、兵役に就くことだった。しかし、肺に異状が見つかり、検査にも不合格となってしまう。
風の又三郎 ガラスのマント
2026年9月19日(土)13:30~
監督:伊藤俊也
出演:早勢美里、小林悠、草刈正雄、壇ふみ、樹木希林
音楽:冨田勲
原作:宮沢賢治 1989年公開 107分
山、川、風が織りなす豊かな東北の自然の中に子どもたちの素直な心象風景が映し出される。
かりんは森の中で不思議な少年に出会う。新学期、山の分教場にその少年が転校してきた。三郎と名乗る少年は二百十日の風の日にやってきたので“風の又三郎”と呼ばれた。山の牧場で遊んでいたときのこと、みなが見たのは、マントを広げて大空に舞い上がる又三郎の姿だった。
横道世之介
2026年10月17日(土)13:30~
監督:沖田修一
出演:高良健吾、吉高由里子、池松壮亮、綾野剛
音楽:高田漣
原作:吉田修一 2012年公開 160分
この世の中に本当に「善い人」はいるのだろうか? そんなあなたの疑問に真っすぐに応える映画である。
横道世之介は大学進学のために上京する。少々お人よしだが、明るく素直な世之介の周囲には、自然と多彩な顔ぶれからなる同世代の友人が集まった。16年後それぞれの人生を歩んだ友人たちは、懐かしい世之介の死を知らされる。
ウィンディー
2026年11月21日(土)13:30~
監督:原田眞人
出演:渡辺裕之、クリス、レスリー・モルトン
原作:泉優二
音楽:井上鑑
日独合作 1984年日本公開 110分 VHS上映
ヨーロッパを孤独に転戦する一人の日本人ライダーの軌跡を描く。
大事故で二輪レーサーを引退したケイは、アメリカ人歌手のモニークと結婚し、妻と8歳の娘・アンナと暮らしていた。しかし、レースへの思いを断ち切り難く、プライベートレーサーとして復帰する。モニークはアンナを連れて出ていくが、夏、アンナは父親と過ごすためにヨーロッパにやって来て、父とともにグランプリを巡るのだった。
塩狩峠
2026年12月19日(土)13:30~
監督:中村登
出演:中野誠也、佐藤オリエ、新克利、近藤洋介
音楽:木下忠司
原作:三浦綾子 1973年公開 104分
一人の男性が困難に直面しながらも信仰に目覚め、純愛を貫き、最後に自己犠牲的な死を遂げるまでの生涯を描く。
キリスト教信仰を持つ鉄道職員・永野信夫は、足の不自由なふじ子との交際や周囲との葛藤を経ながら深い慈愛の精神を育んでいく。ふじ子との結婚の日、信夫が乗った汽車の連結器が峠の手前で外れ、客車が暴走を始める。信夫は乗客の命を救うため、車輪の下に身を投じるのだった。
萌の朱雀
2027年1月16日(土)13:30~
監督:河瀨直美
出演:尾野真千子、國村隼
音楽:茂野雅道 1997年公開 95分
繰り返される何気ない日常というものがどれだけ幸せだったのかを静かに感じさせる。山村の美しい命の営みが寡黙に紡がれていく。
西吉野村の山あいで林業を営む田原家。過疎化と産業の低迷が進む中、村に鉄道を通す計画が持ち上がり、父親は希望を抱く。しかし、工事は凍結され、生活は徐々に困窮していく。変わりゆく風景の中で岐路に立たされる家族と少女の成長を情感豊かに描く。
紀ノ川
2027年2月20日(土)13:30~
監督:中村登
出演:司洋子、岩下志麻、田村高廣、丹波哲郎
音楽:武光徹
原作・有吉佐和子 1966年公開 173分 VHS上映
時代の変遷とともに「家」のあり方は変わってもその精神は絶えることなく川のように流れ続ける。
紀州の旧家に嫁いだ花、その娘の文緒、孫の華子という女三代の人生を描く。大河・紀ノ川の恵みを受けながら、明治・大正・昭和という激動の時代に翻弄されつつも、伝統や生活を守り、強くたくましく生き抜く女たちの愛と葛藤のドラマ。有吉佐和子のファミリーヒストリーでもある。
二百三高地
2027年3月20日(土)13:30~
監督:舛田利雄
出演:仲代達矢、丹波哲郎、あおい輝彦、夏目雅子
音楽:さだまさし 1980年公開185分 VHS上映
国家の存亡を賭けた戦争の残酷さと戦争に翻弄される人間の生と死を描く。
小学校教員を務める傍らロシア文学を愛好する小賀は、東京の教会でロシア語を習い、戦争にも否定的だった。しかし、予備役少尉でもある小賀は召集され、前線に小隊長として送り出される。小賀の下には様々な職業から集められた10名ほどの兵がいた。小賀の部隊は旅順攻城の凄惨な肉弾戦に巻き込まれ、小賀は苦悩しながらも一兵卒としてロシア兵と死闘を繰り広げるのだった。
これまでの上映映画
幻の名画上映会(邦画編)
なごり雪
2026年5月16日(土)
監督:大林宣彦
出演:三浦友和、ベンガル、須藤温子、宝生舞、長澤まさみ
音楽・原案:伊勢正三 2002年公開 111分
すれ違ってしまった男女の切なくほろ苦い初恋の記憶を中年男性の悔恨と孤独を交えて描く。
東京で暮らす祐作のもとに故郷の臼杵に住む幼馴染の健一郎から妻の雪子が危篤であるという電話が入った。雪子はかつて祐作に思いを寄せていたが、東京で学生生活を送るようになった祐作は臼杵に帰ることはなく、雪子は健一郎と一緒になっていた。祐作は心の中に棘のように残る雪子への思いを再確認するのだった。
二十四の瞳
2026年4月18日(土)
監督:木下恵介
出演:高峰秀子、田村高廣、笠智衆、天本英世
音楽:木下忠司
原作:壺井栄 1954年公開 156分
日本映画史に残る不朽の名作。激動の時代を背景に美しい瀬戸内の風景と別れの切なさが観る者の涙を誘う。
岬の集落にある小さな分教場に学校出たての新任の女性教師が赴任してきた。教室に集まった新1年生12人の可愛らしいつぶらな瞳を見て、先生はこの子たちの健やかな成長を守ろうと心に誓うのだった。しかし生徒たちはそれぞれの運命の星のもと、厳しい様々な道を歩んでいく。
幻の名画上映会(洋画編)
ドクトルジバゴ
2026年3月21日(土)
監督: デヴィッド・リーン
出演: オマー・シャリフ、ジュリー・クリスティ、ジェラルディン・チャップリン
音楽: モーリス・ジャール
原作: ボリス・パステルナーク
英米伊合作 197分
ロシア革命に運命を翻弄された男女の愛を壮大なスケールで描く。医学生で詩人のユーリは、育ての親の娘であるトーニャと婚約する。第1次大戦に医師として従軍したユーリは、戦場で看護師として働くラーラと出会う。2人は互いに惹かれ合うが、ユーリは革命後の混乱するモスクワに戻る。さらにユーリ一家は一族の別邸があるウラルに避難するが、そこでユーリはラーラと再会を果たすのだった。
1966年日本公開
メランコリア
2026年2月21日(土)
監督: ラース・フォン・トリアー
出演: キルスティン・ダンスト、シャルロット・ゲンスブール
音楽: リヒャルト・ワーグナー(トリスタンとイゾルデ)
製作:丁瑞仏独合作 135分
人間の奥底にある滅びの美学への憧憬、死への誘惑と憂鬱。
地球にはメランコリアと呼ばれる惑星が接近していた。ジャスティンは海辺の豪邸で結婚式を挙げることになったが、奇行を繰り返し、結局、結婚は取り止めとなってしまう。メランコリアが接近するにつれ落ち着いたジャスティンは、地球の生命は邪悪だから消滅してもよいと言い出した。
2012年日本公開
ロレンツォのオイル
2026年1月24日(土)
監督: ジョージ・ミラー
出演: ニック・ノルティ、スーザン・サランドン
製作:米国 129分
ロレンツォは聡明で物静かな子どもだったのだが、だんだんと奇矯な行動をとり始める。両親が診断を受けさせたところ、息子が不治の難病に罹っていることが判明した。現在の医学では治療方法はなく、安らかに死を待つより仕方がないという。両親は医者でもなく、薬学の専門家でもないのに研究を始め、あきらめることなく息子の治療方法を探し続ける。
1993年日本公開
生きてこそ
2025年12月13日(土)
監督: フランク・マーシャル
出演: イーサン・ホーク、ヴィンセント・スパーノ
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード
原作: ピアズ・ボール・リード『Alive』
製作:米国 126分
学生ラグビーチームを乗せた乗員乗客45名のチャーター機がアンデス山脈に墜落した。救助隊は必死に探したが、遭難機はなかなか見つからず、ついに捜索は打ち切られてしまう。しかし、それから72日後、16人が生存していることが知らされた。この地上でどこよりも神を近く感じる崇高なアンデスの雪景色に生かされているという自己の存在を再確認する。
1993年日本公開
隊長ブーリバ
2025年11月15日
監督 : J・リー・トンプソン
出演: トニー・カーチス、クリスティーネ・カウフマン、ユル・ブリンナー
音楽: フランツ・ワックスマン
原作: ゴーゴリ
製作: 米国 122分
誇り高いウクライナの草原の民・コサック。ポーランド帝国の策略により辺境に住まざるを得なくなったコサックの一隊長ブーリバは、敵を知るために2人の息子をキーウに留学させた。そこで長男のアンドレは貴族の娘・ナターリアと恋に落ちる。一方、草原ではブーリバがコサックの隊長たちを集めてポーランド帝国と戦う時が来たと激をとばし戦端が開かれた。しかしアンドレはナターリアを救うためコサックを裏切るのだった。 1962年日本公開
レッズ
2025年10月18日
監督: ウォーレン・ベイティ
出演: ウォーレン・ベイティ、ダイアン・キートン
音楽: スティーブン・ソンドハイム
製作: 米国 194分
クレムリンの赤の広場に葬られているアメリカ人、ジョン・リードとその妻で女性解放運動の先駆者ルイーズ・ブライアントの半生を描く。「世界をゆるがした十日間」の著者が革命の理想と現実の落差に翻弄されながらも国際的な労働運動の広がりを一途に追い求めた軌跡を丹念にたどる。ウォーレン・ベイティが製作から監督、脚本、主演までを手掛け,アカデミー賞を総なめにした。 1982年日本公開
ディア・ハンター
2025年9月20日
監督 : マイケル・チミノ
出演: ロバート・デ・ニーロ、メリル・ストリープ、 クリストファー・ウォーケン
音楽: スタンリー・マイヤーズ
製作:米国 183分
トランプ大領領選挙で注目された「ラスト・ベルト(赤錆地帯)」の中心地とも言うべきペンシルベニア州のある町。ロシア系移民が多く暮らし、ほとんどの者が鉄鋼関係の仕事に従事している。アメリカの片田舎で平穏な生活に埋もれそうになっていた仲のいい3人の若者にもベトナム戦争への召集令状が届く。 1979年日本公開
ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女
2025年8月23日
監督: フィリップ・カウフマン
出演: マリア・デ・メディロス、フレッド・ウォード、ユマ・サーマン
原作: アナイス・ニン
製作: 米国 136分
北回帰線などで知られる米国の小説家ヘンリー・ミラーのパリの無名時代を題材に、彼とその妻、そして彼らに魅了されたある人妻の織り成す性愛関係を綴った文芸ドラマ。女優陣の妖艶な美しさと頽廃美を湛えた映像とが相まり、作品全体にえもいえぬ気品が漂う。
1991年日本公開
略奪の大地
2025年7月19日
監督: リュドミル・スタイコフ
出演: ヨシフ・サルチェジェフ
原作: アントン・ドンチェフ
製作: ブルガリア 164分
二度の大戦が勃発した世界の火薬庫・バルカン半島。はるか十字軍の昔からヨーロッパ諸国とイスラム帝国との戦争が繰り広げられ、言葉、宗教、文化が異なる多くの民族が入り乱れて存在する。
オスマン帝国の皇帝直属精鋭部隊・イェニチェリ。敵国の占領地から幼児を略奪誘拐し、その幼児に徹底的な訓練と教育を施して生涯独身の戦闘兵士としたのだった。最高に重たい映画である。 1990年日本公開
ホテル・ニューハンプシャー
2025年6月21日
監督: トニー・リチャードソン
出演: ジョディ・フォスター、ロブ・ロウ
音楽: レイモンド・レッパード
原作: ジョン・アーヴィング
製作: 英加米合作 109分
ホテル経営を夢見る父を大黒柱とする不思議な家族の物語。一家は念願叶ってニューハンプシャー州の片田舎で廃校になった女子高を買い取り、そこを「ホテル・ニューハンプシャー」と名付ける。夫婦には5人の兄弟姉妹が生まれるがそれぞれが個性的な性格だった。平凡な日常生活の中に潜む非日常が悲劇でありながら喜劇的に淡々と描かれていく。1986年日本公開
ブラザー・サン シスター・ムーン
2025年5月17日
監督: フランコ・ゼフィレッリ
出演: グラハム・フォークナー、アレック・ギネス
音楽: ドノヴァン
製作: 伊英合作 135分
裕福な商人の息子・フランチェスコは教会の祝福を受けて戦争に赴いたが、瀕死の状態で故郷に帰ってくる。身体は回復したが、風のささやきを聞き、花の美しさを愛でる日々を過ごすのだった。やがてすべての財産を投げ打ち、物乞いの生活に入ってしまう。しかし彼の生き方に共感し、つき従う者が増えていく。
1973年日本公開
テス
2025年4月19日
監督: ロマン・ポランスキー
出演: ナスターシャ・キンスキー
音楽: フィリップ・サルド
原作: トマス・ハーディング
製作:英仏合作 171分
鬼才、ロマン・ポランスキーの秀作。まだ無名だったナスターシャ・キンスキーのみずみずしい美貌が世界を驚かした。片田舎の農民の娘がふとしたきっかけで流転の人生を送る。英国の美しい田園風景とそこに暮らす人々の厳しい生活のコントラストが人生のはかなさをうったえかける。 1980年日本公開
幻の名画上映会(中国映画編)
芳華~youth
2025年3月15日
監督: フォン・シャオガン(馮小剛)
出演: ホアン・シュエン(黄軒)、ミャオ・ミャオ(苗苗)、チョン・チューシー(鍾楚曦)
音楽: チャオ・リン(趙琳)
いつの時代、どんな体制下であっても、青春はある。それがどんなに暗くつらい世相であったとしても。青春を思い出すとき、人はいいようもない懐かしい感情にとらわれる。激動の時代の波に翻弄されながらもたくましく生きる若者たちのライフストーリー。 2019年公開作品
唐山大地震
2025年2月15日
監督: フォン・シャオガン(馮小剛)
出演: シュイ・ファン(徐帆)、チャン・チンチュー(張静初)、リー・チェ(李晨)
音楽: ワン・リーグォン(王黎光)
悲劇的な天災によって運命づけられたある家族の32年間におよぶ心の絆と家族の復興を丹念に描く感動の名作。中国では国内映画の歴代最高興行記録を打ち立てた。 2010年7月公開作品
ジャライノール
2025年1月18日
原題: Jalainur
監督: チャオ・イエ(趙曄)
出演: リュウ・ユアンシェン、リー・ジーチョン
行ったことも、見たこともない風景なのになぜにこんな懐かしく感じるのだろう?
蒸気機関車と炭鉱の町、ジャライノール。歴史の波に翻弄されつづけた最果ての地で出会った老人と若者。二つの魂が、人と大地が、出会い、ふれ合い、響き合い、やがて別れがやってくる。ジャライノールの美しく広大な景色の中に、細やかな人間の機微が描き出される。
2011年公開作品
異説 始皇帝謀殺
2024年12月21日
監督: チャウ・シャオウェン(周暁文)
出演: チアン・ウェン(姜文)、グォ・ヨウ(葛優)、シュイ・チン(許晴)
音楽: チャオ・チーピン(趙季平)
この世に音楽というものがなかったら、人の生活はどんなに味気ないだろう。音楽は人の心をとらえて離さないもの。はるか3000年前の昔からそうだったのだろうか。中国を初めて統一した秦の始皇帝と幼なじみの音楽家との交情と対決を描く。 1996年公開作品
故郷の香り
日時 :2024年11月16日(土)
原題: 暖(ヌアン)
監督: フォ・ジェンチィ(霍建起)
出演: グオ・シャオドン(郭暁東)、リー・ジア(李佳)、香川照之
音楽: サン・パオ(三宝)
故郷の初恋の思い出は甘酸っぱく、そして切ない。ロケ地となった中国・安徽省のモノトーンの村の風景が郷愁を誘う。三宝の音楽はノスタルジックでそこはかとなくロマンチックである。 2005年1月公開作品
初恋のきた道
2024年10月19日
原題: 我的父亲母亲(私の父と母)
監督: チャン・イーモウ(張芸謀)
出演: チャン・ツィイー(章子怡)
音楽: サン・パオ(三宝)
誰しもが心に残る初恋の淡い思い出をスクリーンいっぱいにみずみずしく映し出すチャン・イーモウ監督の秀作。女優チャン・ツイィーの映画初出演・初主演作品でもある。
2000年12月公開作品